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遥かなる音盤 2
中学のクラスメートにタレントの〇田〇彦の息子がいました。
当時、小さくて色黒でおとなしそうだけれど、話すと少し変わっていていました。

ある日、陰険な数学教師に授業中「最近はムード音楽が流行っているけれど、どうなんだ。」などと業界の話題を聞かれていました。
(当時、世界はロックの時代でしたが、日本ではポール・モーリアやパーシー・フェイスなどのイージー・リスニングも人気でした。)
僕は、彼が面白く反論するのでは、と期待しましたが「世の中そんなもんでしょう。」なんてつまらない返事をしていました。
若者は体制に反抗する時代だったので、「なんて答えだ!」とがっかりしました。
まあ、教師なんかを端から相手にしてなかったのかもしれませんが。

けれども文化祭の時、彼は友人達有志とロックの展示をしていました。
そのような事をしそうになかったのでびっくりしました。
(中学で、クラスやクラブ単位以外の展示をやる事自体???でした。)
展示内容は、並べた生徒用椅子の背中にレコード・ジャケットを立て掛けて、ステレオでロックをガンガンかけているだけでしたが、印象深いものでした。

ジャケットはレッド・ツェッペリン、フェイセズ、デヴィッド・ボウイ、フリー、ジミ・ヘンドリックスなどなどだったと思いますが、みんな物珍しそうに見ていました。
(レコード世代にとってジャケットは重要な要素でした。)
当時のロックのジャケットは不気味なものが多く、僕も「これが本当のロックか!」と少し大人(お兄さんお姉さん方)の世界を覗いた気持ちになったものです。
OOH LA LA-1
後から色々聴いてみると、不気味なジャケットでも音楽自体はけっこう真っ当で拍子抜けでした。
けれど、上の写真のフェイセズの「ウー・ラ・ラ」はいまだに聴いていませんし、レッド・ツェッペリンの「聖なる館」も聴いたのはかなり後。
緩いトラウマだったのかも。

続くかな。

KS

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[2019/02/04 07:47] | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
遥かなる音盤 1
レコードが復活しています。
チャンス到来とばかり、ジャケット・デザインの良いレコードを数枚残して全て売り払いました。

プレーヤーはとっくの昔に処分したので、古いレコードをどうしようか困っていたのです。
捨てるのももったいないので、また価値が上がらないかな~とセコく待っていました。

幅90cmぐらいの本棚一段に納まっていたものなので、それほどの枚数ではありません。
けれども、それが中学から大学初めぐらいまでに買うことができた全てです。

ということで、レコード処分記念として、レコードにまつわるオモヒデを書いてみたいと思います。

実は僕はレコードが大嫌いでした。
まずは扱いが面倒なこと。
馬鹿丁寧に扱わないと、大嫌いなスクラッチ・ノイズが入ります。(ブチ・・・ブチ・・・ブチ)
丁寧に扱っていてもスクラッチ・ノイズが増えていきます。
レコード・クリーナーで毎回拭かないとダメだし、拭いてもイマイチ効果なし。
(父の真似をしてフーフーとホコリを吹いていたら、口の中の食べかけの竹輪を吹きかけてしまった事もありました。)

また、聴いている時に静かにしてないと針が飛びます。
(弟が騒いでいると危なくて聴けませんでした。)

レコード針の掃除や交換も必要です。
針をレコードに乗せるのも神経を使います。
父のプレーヤーはマニュアルだったので、何度も失敗してレコードに傷を付けました。
するとそれがスクラッチ・ノイズになります。

回転数も切り換えないといけません。
一度、新しいバンドのLPをずっと45回転で聴いていた、なんて事もありました。
要するに、オタク的にこまめな事が僕には不向きなのです。

レコードの良い点は、LPだとジャケットが30cm角で大きい事。
CD時代になって気が付きましたが、ジャケットのデザインは重要です。

僕は、アルバムをジャケットのイメージで把握しています。
それが無いと途端にアルバムの識別がしにくくなります。
つまり、ジャケットを知らずにアルバムを聴いても、まとまったイメージ作りがしにくい人間なのです。

僕が初めてレコードを買ったのは確か中学に入った頃。
なぜかチャイコフスキーの交響曲「悲愴」でした。
ニュー・ロックの嵐が吹き荒れている良き時代。
わたしゃ何をしていたんだ。
それでもレコードは子供にとって高価なので、考えに考えて買ったと思います。
悲愴-1
丁度その頃、科学と学習の学研がサイエンスエコーとミュージックエコーという雑誌を売り出しました。
中学校にも売りに来ていました。(それで知ったんですが・・・)
何とミュージックエコーには(クラシックですが)レコードの付録が付いている、ということでした。
それもソノシート(へなへなのレコード)じゃなくて、ちゃんとした黒いレコードです。
LPではなくて小さめのレコードではありましたが、自分で初めて買ったLPと合わせて2枚になるのがうれしかったのを覚えています。

中学の音楽の名物先生の授業がとても面白かったせいで、みんなクラシックにはそれほど抵抗はありませんでした。
早速友達と購入して、家で聴いてみました。
ボロディンの「中央アジアの草原にて」だったと思います。
メロディーが気に入って何度も何度も聴きました。

雑誌自体はクラシックの退屈なお勉強記事が中心でしたが、どういう訳かプロテスト・ソングの楽譜がたくさん付いていたり、深夜放送の記事があったり(時代の息吹を感じましたが)意味不明な構成でもありました。

続くかもね。

KS

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[2019/01/30 08:16] | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
アフリカ現代美術コレクション
アフリカ現代美術3
世田谷美術館で「アフリカ現代美術コレクションのすべて」を見ました。
いわゆるアフリカの伝統的な作品とは異なる新しい作品を鳥瞰するような展覧会でした。
次の写真のようなポップなものもありますが、大地に根差したような重量感のある作品もあります。
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アフリカの民芸品のイメージとは違うのですが、世界観には共通するものがありそうです。
西洋よりも文化の継承を根強く感じます。

作品数も多く多彩なので結構楽しめることと思います。
(でも今時アフリカをアフリカ一言で括るのはちょっと無理があります。)
同時開催の企画展のチケットで見られるので、企画展のついでに見ると良いですよ。
4/7まで。

KS

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[2019/01/25 09:33] | 展覧会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
MIFA国際交流フェスティバル
14TH MIFA-1
今年もめぐろ区民キャンパスの「MIFA国際交流フェスティバル」をのぞいてみました。
近くの大使館なども参加して、舞台、講習、お店、屋台などを通して国際交流をする、というものです。
当初は、いったい何のために何をしているのかよく分からなかったのですが、今回は14回目だそうで、板についてきています。
今年は家族に2人の仲間を加えて5人で潜入してみました。
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民族衣装に身を包んだいろいろな国の人たちが、その国の小物や料理を売っています。
コーヒーも無料で飲めます。(確か去年までは有料だった?!)
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大使館職員風の人も、お店で働いています。
みんななんだか楽しそうです。
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今回は大ホール舞台ものぞいてみました。
フィリピン舞踊をしていましたが、インターナショナルスクールの小さな生徒さん達が踊っています。
放課後みんなで練習したそうです。
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今回初めて小ホールの「MIFA活動展示」というイベントものぞいてみました。
さっき大ホールで見た、フィリピン舞踊のバンブーダンスを見よう見まねで踊っている人たちもいます。
台湾茶道や太極拳の案内もありました。
世界クイズもあり挑戦しましたが、3/4正解でした。

他にも「日本語で話そう!」というコーナーもあり、志願した世界各地の人ひとりづつと日本人(1人-2人)がたわいもないおしゃべりを楽しむ企画です。
わたしたちも参加してみましたが、中国人の女性と恐竜や不動産の話で盛り上がりました。
結構楽しかった!
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屋外の芝生で各国料理の屋台も出ていました。
今年もケバブを売ってる、売ってる!
去年も買ったこの人から、今年もまた買ってしまいました。
ソースにもうちょっとバリエーションがほしいなぁ。
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いろいろな各国料理を少しづつ食べて、おなかいっぱい!
お天気もよかったので、盛況でした。

早苗



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[2019/01/22 08:01] | 出来事 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
HOLD YOUR FIRE
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ディーゼル渋谷の地下1階の小さなDIESEL ART GALLERYでトーマス・ドイルの「HOLD YOUR FIRE」という展覧会を見ました。

トーマス・ドイル君はアメリカの中年の作家のようです。
作っているものはミニチュア・アートです。
簡単に言えば小さな風景模型のようなものです。
つい模型と呼んでしまったのは、縮尺が作品の中で整合しているようなので、そう感じたのです。
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家がぶっ飛んでいる派手なものもありますが、一見どうってことないようなものもあります。
けれどよく見ると、プラモデルや鉄道のオタクが作っているようなジオラマとも違うし、建築オタクが作っているような建築模型とも違います。
模型で語られているストーリーや主張がしっかりとあるから、作品として成立しているのでしょう。
このようなものを「芸術」作品と呼んでしまうのは、案外コロンブスの卵かもしれません。
思わぬものが思わぬ形で市民権を得てきます。

作品は、世相を反映した不穏な内容のものもありますが、じっと見ているとユーモアも染み出してきます。
その辺り、ドゥエン・ハンソンに通じるものを感じます。(作られた人形のサイズが50~100倍ぐらい違いますけどね。)

次の作品は、子供達が楽しそうに家の前で遊んでいますが、その廻りには塹壕があって軍隊が展開している、というシニカルな風景です。
よくできてるなあ、などとじっくり見ているうちに、アレッと気がつく仕掛けです。
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少し気になったので、近くを通った時にもう一度会場に行ってみました。
ちゃんとメイキング映像を見てみると、人形は市販の物を(手足を切断して向きを変えたり)改造して色を塗っていました。
プラモデルマニアが、自分の好みのポーズの兵隊人形を作る際の手法と同じじゃないかと思います。
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それなら、これ、皆さんも簡単に作れますよ。
面倒なら、家にあるガラクタや出来合いのフィギュアや模型などを組み合わせて、広口ビンにでもぶち込んだらいいですからね。
改造したり色を塗ったりしなくてもOK。
アイデア次第で面白い物語も作れそうです。

2/13まで無料で開催されているので、(わざわざ行くことはないですが)近くを通ったら寄ってみると楽しいですよ。

KS

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[2019/01/18 11:23] | 展覧会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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