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齋藤芽生とフローラの神殿
齋藤芽生とフローラの神殿
目黒美術館で齋藤芽生という人の「線の迷宮〈ラビリンス〉Ⅲ齋藤芽生とフローラの神殿」という展覧会を見てきました。
チラシでヒグチユウコ的危なさを感じたので、見ておこうと思ったのです。

モチーフに花を扱った作品が多いのですが、おどろおどろしい怨念の中に、あるいは孤独な寂しさの中に、やりきれなさを漂わせて、花たちが咲いています。
絵だけではなく、詩(?)、文章(?)やタイトルも作品の重要な要素として存在しています。
当然、暗い!
これでもか、これでもか、と鬱屈した情念の世界が広がっています。
でも、横溝正史や横尾忠則ワールドにならないように、ある一線でとどまっている感じもします。

こういう額装も凝っていて、額も入れてひとつの作品、ひとつの世界を意識しているようです。
レイアウトにもこだわりがあるようだし、そもそもこの正方形という作品の大きさにも訳がありそうです。
IMG_1975.jpg
こんなふうに、さらにその額装にカーテンボックスのような上飾りが付いているものまであります。
こうなると、あら不思議。
窓の外の遠い風景を眺めているような気分になります。
作品と鑑賞者との間に、ぐぐっと距離ができてくる感じです。
IMG_1974.jpg
ケイトウの花がストッキングといっしょに物干し機にぶらさがっています。
いっしょに干されているのはネックレス?ひも?
したたりおちる血のようにも見えます。
うー、よく見るとこのケイトウの花も、神経や内臓、または増殖したガン細胞のようにも見えますね・・・?!
IMG_1972.jpg
SS

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[2019/11/15 08:00] | アート・美術展 | page top
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