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うつろひ、たゆたひといとなみ
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銀座メゾンエルメスで「うつろひ、たゆたひといとなみ」湊茉莉展というのを見ました。
女性の画家の展覧会です。
建物外観のペインティングと8階室内吹抜部分のインスタレーションでした。

外観はソニービル跡地の銀座ソニーパークから良く見えます。
(ソニービルって案外狭い所に建っていたんですね。)
クッション付のベンチに座ってゆっくりみましょう。

さて、作品は、というと・・・。
上の写真のように、大判のガラスブロックに外側からペインティングしてありました。
(フィルムを貼ったのではなく実際に絵具で描いています。)
見た感じ、色と描いたものがオドロオドロしているのであまりめだたなく、曇った天気のせいか沈んでいました。
夜はどんななのかな。

ということで、夕暮れ時にもう一回見てみました。
写真のように、ガラスブロックが室内の照明で均一に光っている訳ではないことと、絵に対して逆光的な感じになってしまうことで、昼間よりも絵の効果は薄いでした。
見ようによっては建物が血を流しているような・・・。
(それが意図なら面白いですが。)
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さて、次は8階の室内の展示会場です。
エルメスの店舗自体せせこましいのですが、このフロアは2層吹抜なので広がりがあります。
まず目に入るのは、水木さんが喜びそうな一反木綿のようなインスタレーションです。
けれど、インテリアが白いので、インパクトが足りないように思いました。
それに描いてある絵もイマイチかな。
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写真のように内側からも外観のペインティングが見えますが、どうでしょうか。
もっと「でたー」と感じられると良かったのですが。
僕は「後で絵を消すの(お片付け)が大変そうだな。」などということばかり考えていました。

奥のスペースは、衝立を立てたり、壁の色を変えたりしていました。
けれど、少し前に見たジョン・ルーリーの展覧会に比べるとこなれていない、というか効果薄でした。
ベニヤのような衝立も床の白い線も、何だか作りかけの仮設みたいで・・・中途半端。
(それが意図なら面白いですが。)
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このようなスペースで「ゲイジュツをしてちょ。」なんて(絵描きとしてあまりない)大きなチャンスだと思います。
けれど、建築空間を十分理解をしていないと効果のあるインスタレーションは作れない、と実感しました。
外光も燦々と入るので、それに負けない作品の質感や力強さも必要でしょう。
経験も必用なのでしょう。
今回の展覧会はそれらが欠けているように思いましたが、見ている自分としても勉強になりました。

無料なんで、銀座(有楽町寄り)に行くことがあれば見てみてください。
外観のペインティングは6/2(日)までのようです。

KS

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[2019/05/21 08:23] | 展覧会 | page top
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