FC2ブログ
ヒューマン・スプリング
IMG_1212-1.jpg
恵比寿の東京都写真美術館で志賀理江子という写真家の「ヒューマン・スプリング」展を見ました。
新聞で見た小さな記事にインパクトがあったので、行ってみたのです。
この人は宮城県に腰をすえて写真を撮っていたところ、東日本大震災にも遭い、強い衝撃を受けたことを題材に、いっそう創作活動に励んでいるそうです。
「自然と人類の関わりを編みなおし、生の解放される場となる」ことを目標にしているそうです。
IMG_1215.jpg
私が興味を持ったのは、その展示方法の非凡さとカラーの強烈さです。
だから、小さな記事でも目を引いたのだと思います。
入口付近に展示された作品は、カラーは青で統一されており、写真自体は額にも入れず、ただ壁と面一で貼られています。
この率直さが魅力なのでしょう。
展示室の中も(撮影できないのでお見せできず残念!)背丈よりも大きな直方体にただ引き伸ばした写真が貼りつけてあり、4面違う光景が見られます。
この直方体が同じ角度で何個も何個も並んでおり、見る人はその「直方体の森」の中をぐるぐる回って作品を見ることになります。
これを展示室の一番奥から見ると、同じ面に同じ人が少しずつ違う表情で写っていることがわかります。
赤く顔を塗りたくった青年が、蒼い暗い海を背景にアップでこちらを見つめているのです。
この写真は強烈なインパクトがあり、どの直方体にもこの顔が並ぶ光景は圧巻です。
(小さい声で「うわぁ!」と言ってしまいました。)
IMG_1213-1.jpg
ただ、写真そのものは荒削りでちょっと雑な感じがします。
カラーの強烈さから、ハイセンスで緊張感の漂う、先鋭的な写真家かと勝手に思っていたので、ちょっと拍子抜けです。
それよりなにより気になったのが、直方体に貼られた写真が、よれていて、端の方がシワになっていることです。
せっかくなんだから、ピンと貼って欲しかったなぁ。

SS


テーマは良いかもしれませんが、わざわざ行く価値を感じませんでした。
(僕はついでに行ったんで良かった。)
日本の写真家の撮った写真って昔からなんかな~。
上記の通り、プレゼンテーションの出来栄えもいとわろし。

KS




このブログが気に入ったらクリックしてください!

[2019/04/20 09:49] | 展覧会 | page top
| ホーム |