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模範農場 2
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北海道大学にある札幌農学校第2農場見学の続きです。
ここは外をブラブラ歩いても清々しいのですが、建物群自体も魅力的です。
上の写真の牛のレリーフも最高。
(行かれる方はどこにいるか探してね。)
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建物は今は使われていませんが、丁寧に補修されて保存されています。
説明を読むと、新しい酪農をするためにとても工夫されてアイデア満載だったことが分かります。
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各建築の内部は、当時のトラクターや農具の展示、そしてまた牛がいます。
これも生きていませんけど、使われていた時はどんな様子だったか分かります。
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さて、ここだけでなく札幌には緑の多い見どころがあちこちにあります。
北海道には梅雨がないのでこのシーズン、札幌駅は観光客で溢れていました。
けれども不思議なことに、僕が見どころだと思うスポットに来ている客はほんのわずかなのです。
例えば北海道開拓の村札幌芸術の森大倉山展望台などなど。
これらは外国人観光客にも喜ばれそうな素晴らしいところだと思いますが、ガイドブックの扱いは小さいです。
つまり行く気がしないような紹介がされているのです。
何をやっているのか北海道???
まさか観光客は、いまだに羊ケ丘展望台でクラーク像のポーズを間抜けに真似したりしているんじゃないでしょうね。

そして北大キャンパスですが、学内での打ち合わせ前にブラブラしていると、学生以外に市民、観光客などが多いのに気がつきます。
ガイド付の外国人団体客も行進しています。
ここは日本では稀に見る自由で開放的な公園のようなキャンパスなのです。
そして見どころも色々潜んでいます。
けれども皆さん、相変わらずクラーク像(こちらは胸像)やポプラ並木などを見ているだけで、第2農場など魅力的な場所は閑散としてました。
何をやっているのか北海道???

札幌に行くときは、ガイドブックや旅行会社の旧態依然とした情報に惑わされず、自分で魅力を探ってみましょう。
すすきのやラーメン横丁とは違う、本当の素晴らしさを見つけられると思いますよ。

KS

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[2019/07/17 08:05] | 出来事 | page top
模範農場 1
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北海道大学に行く用事があり、国の重要文化財らしい札幌農学校第2農場を初めてじっくり見てきました。
広大な大学キャンパスの北東部分に位置します。
次の写真は大学の総合博物館にあった北大全景模型です。
第2農場は模型の右上の斜めになっている境界部分の中程(緑の濃い辺り)にあります。
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大学の南北方向は地下鉄3駅分近くあるんで、歩き回ると結構疲れるんですよね。
模型右下が大学の正門で、札幌駅からすぐ近くです。
正門から第2農場までは2駅分ぐらいあります。

さて第2農場、クラーク君の構想で作られたモデルバーンなど貴重な建築や農具を見ることができますが、それ以上に屋外の雰囲気がとても気に入りました。
写真のような感じで本当に牧歌的です。
こんないいところ、学生も市民も観光客ももっと来ればいいのに、と思います。
一日中ごろごろしていたい。
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でも僕が一番気に入ったのは作り物の牛。
北大はキャンパス内に農場もあるので本当の牛などの家畜もたくさんいますが、ここにいるのはプラスチックな牛。
最高ですね、いや本当。
またがって写真を撮ろうかと思いましたよ。
あとで聞いたら、案外お金かかっているそうです。
やるね。
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KS

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[2019/07/14 08:15] | 出来事 | page top
顔ハメ
顔の部分がくり抜かれていて、そこから顔を出して写真を撮るようになっている看板ってありますよね。
それ自体物悲しいのに、日本全国それを求めて探し回るという素晴らしく悲しい本を2冊見つけました。

まず気になるのが、どちらの著者もそれを「顔ハメ」と呼んでいることです。
正式に何と呼ぶのかは知りませんが、「顔ハメで写真を撮ろう。」なんて言ったことも聞いたこともないです。
何かいやらしいし。
因みに、他で「顔出し看板」と呼んでいる例がありました。
その方が少しはしっくりくるかな。

それはさておき、本は力作です。
一冊はいぢちひろゆきの「全日本顔ハメ紀行」
全日本顔ハメ紀行
もう一冊は塩谷朋之の「顔ハメ看板ハマり道」
顔ハメ看板ハマり道
違いは何かというと・・・
本の表紙で分かる通り、前者は顔の入る丸い穴の部分から顔を出していない状態の写真を撮りまくっています。
後者はその部分から自分の顔を出して写真を撮りまくっています。

読む前は、(デザイナーとして)前者の方が客観的で資料性があると思いましたし、知らない人の顔が出ている写真なんて見る気がしないのではないかと思いました。
しかし案外そうでもないのです。
顔にもよるんでしょうが、塩屋氏の場合いつも同じ無表情で写っています。
それが馬鹿げた看板とのミスマッチで味わい深いのです。
看板の絵の効果(?)もよく分かります。
多分、観光客のようにニコニコ写っていたら、このおかしさは無かったでしょう。

顔ハメ看板、やっぱり顔をハメていた方が面白い。
けれど、その状況を想像してみましょう。
塩屋氏は、通常ひとりで撮影しているようなのです。
まず三脚を立て、カメラを取り付けてアングルを決め、タイマーをセットし、看板の穴から顔を出して写す訳です。
これらの看板、大抵は観光地や人の集まる場所にあるので、そんなこと普通の神経じゃできないですよね。
1回や2回じゃないんで、僕だったら、これをしなきゃならないと思うと旅行が嫌いになりそうです。
体罰ですね。

ということで、後者の塩屋朋之の本に軍配が上がりました。

この手の本ですが、工事現場で頭を下げている看板を集めた「オジギビト」、誰も買わないような土産物を集めた「いやげ物」、誰にも出したくないような絵葉書を集めた「カスハガ」など探せばワサワサ出てきます。
こういう何の役にもたたず誰も顧みないモノにピンときて「執着」すると、案外「中毒」になるのかもしれません。
そして本を出して、ヒトに感染させようとしているのですね。
はるか赤瀬川原平のトマソンあたりが震源地でしょうか。

これから(なぜか寒いけど一応)夏、皆さん、これらの本を読んで新たな気持ちで顔ハメを試してみましょう。
ただ、顔を出しているのを見るのは笑えるかもしれませんが、本人は何も面白くないんですよね。
その空虚感も味わってみましょう。

僕も札幌でレアなのを見つけましたよ。
これは立体的で豪華にできているので、最初顔ハメだとは気がつきませんでした。
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KS

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[2019/07/11 10:02] | | page top
JAZZ WORLD BEAT 2019
JAZZ WORLD BEAT 2019-1
めぐろパーシモンホールで「JAZZ WORLD BEAT 2019」を観ました。
毎年恒例になりましたが、大小ホールでおこなわれる内、小ホールの出し物だけ観るのも恒例です。
小ホールが良いのは、小振りなホールなんでステージが近いことと、こちらに出る人達の方がインディーで面白そうだからです。
チケットも安いしね。

今年はどうでしょう。
チラシには「ブラス!ブラス!! ブラス!!!」と、ブラス・バンドが特に好きではない僕にとって乗らない内容でした。
息子が中高生の頃、学生の吹奏楽が盛り上がっていました。
が、吹奏楽が元から好きな人って(イギリス人以外に)いるのでしょうか。
つまり、家で吹奏楽のCDを聴きながら行進しているような人です。

などとアホな事を言っていますが、小ホールのコンサートではブラス・バンドは出ませんでした。
良かった・・・。

さて、出演者や内容を紹介しますと・・・
■NOUON UNPLUGGED
ピアノ、ヴァイブ、ラッパの3人で、新味はないですがムーディーなジャズをやっていました。
ウェットな曲は1曲だけで、他の曲はクールで好みでした。
ヴァイブは好きでは無いのですが、弾き方によるんだな、ということが分かりました。
CDを持っていると良さそうなグループですが、いつもはリズム隊が入るそうで、感じが違いそう。
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■TOKYO ROMANY
バルカン半島辺りの音楽に影響を受けているそうで、そんな感じでした。
それにベリーダンスが加わりめちゃくちゃ、かと思いましたが、案外良かった。
メンバーはヴァイオリン、ウッドベース、パーカッションと時々べリーダンス。
ヴァイオリンの女性は弾きながら歌いパワフル。
ウッドベースはボディーを叩くと凄いパーカッシヴな音がでるようにPAを調整しているようで、これも良いでした。
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最後にダンサーを含むメンバーが演奏しながら客席に下りてきて、通路側の客を引きずり出して踊らせていました。
通路近くじゃなくて良かった。
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■藤本一馬 & 伊藤志宏 DUO
ピアノのアコースティック・ギターの二人組ですが、ムーディーな音楽をやっていました。
ちょっと甘い感じでBGM的なところがダメでした。
演奏者の表情も音楽に合ってなくて、なかなか不気味。
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■白崎映美 WITH 伏見蛍
歌手はこのフェスには初登場だそうです。
WITHギタリスト。
本人も言っていましたが、出てくるところを間違えた感じ。
つまらなくは無いけれど・・・死んだ。
最後にベッド・ミドラーの「ローズ」の替え歌を日本語で歌ってましたが、(今もあるのか知りませんが)田舎のキャバレーなんかが好きそう、というか似合いそう。
ベッド・ミドラーもこれを聴いたら死ぬでしょう。
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この催し、毎年ジャズからどんどん離れ、何でもアリのごった煮状態になってきています。
(毎年小ホールだけ観ているので、大ホールの事は分かりませんが・・・。)
日本人でこんな芸をしている人がいるのか、と驚くこともあります。
とても良い傾向ではないでしょうか。
来年も懲りずにやるようなので、期待しています。

KS

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[2019/07/06 17:30] | 音楽 | page top
余った傘は・・・
余ったk傘はありません
鳥居みゆきの「余った傘はありません」という本を読みました。
たまたま同じ著者の「夜にはずっと深い夜を」という本を読んで興味が湧いたのです。
僕は知らなかったのですが、著者はお笑い芸人で、不条理なコントが得意なようです。

一般的に、芸能人が書いた本というと、ファン以外の評価は厳しいですよね。
どうしても、ゴーストライターがいるんじゃないの、口述して上手く書いてもらったんじゃないの、なんて勘ぐられます。
その手の本はスラスラ読みやすいものが多いし、文章が妙にこなれているとプロの手によるのではと思われる訳です。
確かにそういう事が多いでしょうし・・・。

話は少しずれますが、美術・デザイン・建築・音楽・学問などでも、その道の専門家(プロ)でない人による作品・発見などは、それ自体が優れていても正当に評価されない場合が多いと思います。
天才的絵画といわれていても、実は子供の絵だったりすると評価が無くなったりしますよね。
重要な古生物の化石を沢山発見しても、ほとんど名前さえ出なかったイギリス人女性もいました。

ところで、この方の本はよくできています。
短編集のようで全体が緩く繋がっている、という形式の小説です。
途中まで何の話か分からずとも、読者の興味は途切れないのです。
色々な文章的なギミックも満載で、時間軸も寸断されています。
人間の内面の暗部を謎解きを混ぜながら垣間見せた感じです。
今までこのような手法が無かった訳ではありませんが、これはまさしく本人の才能ではないでしょうか。

小説の内容や構成もそうなのですが、僕がひとつ興味を持ったのは、会話の話し言葉です。
全てがそうではないのですが、これは本当の話し言葉みたいだな、と思うところが随所にありました。
どういうことかというと、まるで会話の録音そのままのようなのです。
普通、そんなものはちゃんとした文脈になっていないし、話は飛ぶし、聞けたものではないと思います。
昔、自分の家族のお茶の間での会話を録音して聞いてみたら、何の話か分かりませんでした。
ホームドラマのようなつじつまの合った会話は現実には無いのですね。

この小説には、その分かりにくい生のような会話が出てくるのです。
読むとまどろっこしいのですが、本当の会話ってこんなものだよな、と感じました。
それがどうした、と言われると困りますが、こんな文章は珍しいので・・・新鮮でした。
実験的な印象を持ちました。

そう言えば、以前、雑誌に掲載された自分のインタビュー記事もとても読みやすいものに編集されていました。
元のままだったら面白かったのに。

KS

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[2019/07/04 08:22] | | page top
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