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1968年激動の時代の芸術
1968念激動の時代の芸術
千葉市美術館で「1968年激動の時代の芸術」展を見ました。
(上のポスターはイマイチですけど。)

美術館は名前通り千葉にあるけれど、自宅からはるか遠くて電車賃も高い。
ずいぶん前に弟の作品を見に行ったことがあったけれど、そう言えば駅からも遠かった。
・・・などとサイトを見ていたら、「市民の日は入場無料」と小さく出ているじゃないですか。
市民じゃないけど折角なのでその日に行くことにしました。
(関係ないけど、10/1は都民の日で学校が休みだっな~、などと懐かしく思い出したり・・・。)
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1968年は僕の大好きな年です。(自分の体験や思い出とは直接関係ないのですが・・・)
他に好きな年は、と言えば1967年かな。

ドッグ・イヤーなどと呼ばれることもあるようですね。

今年は1968年の50周年なので、それ関係のことがあれこれありました。
良い傾向です。
この展覧会も勿論それでしょう。
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「ちびまる子ちゃん」でも「時代は今、サイケデリックさ。ベイビー」とか言ってたように、日本では70年代前半までそのムーブメントの残り香があったように覚えています。
そう、今回は「それ」を探しに行ったのさ。ベイビー
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ということで、展覧会はその時代を反映した作品が目白押しでしたが、どちらかというと当時の芸術の社会性に焦点が当てられているようでした。
体制への反抗・学生運動・反戦・ラブ&ピースとかね。
とにかく作品は、今は全くなくなってしまった種類の熱気にあふれていました。
また、あちこちにパロディーもあるので、ブリューゲルからジョン・レノンまで幅広い文化的知識があるとより楽しめます。
ふざけたような作品も侮れません。

客層は色々な世代がいましたが、当時ハイティーンから大学生だったような方々が目立ちました。
他にはない特別な時代だったと思うので、やっぱり懐かしいのかな。

因みに僕はパンク・ニューウェーブ世代なので、それらに対するアンチテーゼも理解しています。
それでも憧れもあったりして、微妙な世代ですね。
そもそも「世代」というのは人生においていつを指すのか、というのもあるし。

さて、僕が探していた「それ」は写真のように空間やライト・ショーでもちょこっと再現されてもいましたが、少し不満。
BGMに70年代のディスコ・ミュージックが混じっていたのは美術館の勉強不足。
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展示の最後には、(初期の)コンセプチャル・アートなどの純粋な作品がありましたが、何故かインパクトを感じませんでした。
他の作品に比べて、時代を反映しているように感じられないからでしょうか。
何だか個人的な趣味や拘りのような小ささを感じました。
(多分普通の展覧会だったら良かったのでしょうね。)

総じて意欲的な展覧会です。
アメリカやフランスじゃなくて、日本にもこのようなうねりがあったことを色んな人に見てほしいと思いました。
当時、何もわからず「帰って来たヨッパライ」を喜んで聴いてたガキンチョだった僕の世代からまだ生まれてなかった世代は特に。
11/11まで。(何故か北九州・静岡でもやるそうな・・・)

1969年も嫌いじゃないんでよろしく。

KS

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[2018/10/22 08:04] | 展覧会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
コシ産婦人科医院リプロダクション部門 3
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ガイア・アソシエイツで設計したコシ産婦人科医院リプロダクション(不妊治療)部門の紹介の続きです。

さて、今回からはリプロダクション部門本体の紹介です。
上の写真は前回の青い階段(写真右)から入るとすぐにある受付です。
ここからバリ風です。

「バリ」と言いましたが、目的は「医院をリゾートに」もしくは「リゾートを医院に」です。
建築主手持ちの家具などの調度品がマッチするのは東南アジア風だということ、その中で僕が行ったことがあるのはタイとバリ島だけということから、今回はインテリア・デザインに特徴が出せそうなバリにしたのです。

余談ですが、バリ島は観光開発されてもうだめだ、と言われています。
僕も2回行ってみてそれを痛感しました。
2回目はまるで違う島に行ったみたいでした。
なので今回は「イメージ」としてののんびりしたバリです。

バリのインテリア・デザインを少し研究してみました。
特徴のひとつは天井のようです。
バリのモダン建築でも、バリらしくしようとしている場合は天井に特徴を持たせています。
それ以外は案外自由で、何でもありかな、という印象でした。
逆に言えば、バリっぽくしようと思えば、天井のデザインに注意すれば良い、ということです。
そういう目で写真をご覧ください。
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天井と言っても、天井板の目の流れ、回り縁・さお縁などの寸法の違いによって、バリらしくなくなってしまうように思いました。
悪くすると日本の田舎造りっぽくなり、居酒屋みたいになることもありえます。
(田舎造りの店にも行って注意点を確認しました。)
そんな風にならないよう、デザインのティテール(部分詳細)の検討も重ねました。
部材の原寸模型なども作ってみました。

ところで、このような(印象の)重い天井デザインをして気がついたことがあります。
今回改修工事なので、新設設備などの諸事情からどうしても天井や梁が低くなるのですが、この天井デザインだと低い天井高が気にならないのです。
暑苦しく天井がかぶさってくるのでは、と少し心配しましたが、そのような印象は全くありませんでした。
良かったけれど、なぜなんだ~。
天井と言えども、医院全体の空間イメージをアップさせる大きな要因となったのです。

ここで思い出しました。
昔、友人が設計した住宅を見に行ったことがあるのですが、天井が低いから天井を全て真っ黒くした、というのです。
え~っと思いましたが、確かに天井の低さがそれ程気になりませんでした。
今回と似たような例なのでしょうか。
(良い子は真似しないように。)

次回は患者動線に沿って部屋を見ていきます。

KS

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[2018/10/17 08:00] | コシ産婦人科医院リプロダクション部門 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
GYOEN NIGHT ART WALK
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GYOEN NIGHT ART WALK新宿御苑夜歩」という新宿御苑OPEN PARKプロジェクトに行ってきました。
普段、夜は閉鎖されている新宿御苑で光と音のインスタレーションをやる、というものです。
夜やることは分かりましたが、内容は何なのかよく分かりません。
けれど、無料で1日限りのショーみたいなので何となく「行ってみなくちゃ」ということになりました。

新宿御苑って名前は知られていても、新宿駅から少し離れているので案外行かないかもしれませんね。
高校生の頃、姉妹校のようだった新宿高校には時々行きましたが、そのすぐ近くの新宿御苑にはなぜか入りませんでした。
今回、普段は入れない夜の入園だし興味津々、と言いたいところですが、公園自体には相変わらず何の興味も湧きませんでした。

ただ、東横線乗り入れで(新宿御苑に近い)新宿三丁目駅に直通で行けるので、その点便利になりました。
今まで新宿三丁目なんて使えない駅だと思ってましたが、初めて役に立ちました。

うだうだ書きましたが、さて「夜歩」です。
このプロジェクトは、インスタレーションを見るというよりも、新宿御苑を歩くことが主眼のようでした。
決められたルートを30分ぐらい歩かされます。
順路の所々に照明が設置されていて、スピーカーからはテクノ系の音楽が鳴ったりしています。
最初の写真のようにひらけた所では新宿の夜景も。
ただ、それだけでは30分持たないので、道に光のインスタレーションが仕込まれていました。
前半はショボイ内容で、ちょっとこれは、という感じでした。
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それでも皆さん、黙々と歩き、写真を撮ったりしていました。
なぜか草花を撮っている人が多いでしたが。
池に淋しく文字が映写されたりもしていました。
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後半になると、やっと綺麗な光のショーを見ることができました。
歩きながら光の中をくぐっていくというのはワクワク感がありますね。
次の写真はレーザーでの光の天井です。
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次の写真は森のライト・アップですが、スモークも焚かれ不思議な雰囲気でした。
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上を見上げると霊験あらたか?な木々が浮かび上がっていました。
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天気もぐずつき、プロジェクトの意図もよく分からないので、誰もいないんじゃないかと心配していましたが、相変わらず東京はどこも人が多い。
帰る頃には、入場制限なのか入口に列ができていました。
色んな世代のカップル、グループ、家族連れ、単独の人達が歩いていましたが、2人連れのスーツのサラリーマンが割といて場違いで何となく不気味でした。

歩き終えての感想は、これは屋外での光の効果の試験じゃないのか???、ということでした。
目新しいもの(光)はありませんでしたが、夜の公園の自然の中では面白い雰囲気が生まれる可能性を感じました。

KS

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[2018/10/13 07:59] | 展覧会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
チンドン屋登場
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近所にチンドン屋さんが出現した!

久しく見たことがなかったので、なんだか新鮮。
チンドン屋さんのイメージというと・・・。
絶滅危惧種で、お年寄りがなんとかがんばってやっている、という感じかと思いきや、このメンバーは若い!
とても陽気で楽しそう。
たまたま出くわして、スマホを向ける人たちに、いちいちポーズをとってくれる。
本日開店の飲み屋さんの宣伝だそうで、「ごひいきにー!」とチラシも配っている。
商店街の人が「どこの店?」とか「あなたたち、どこから来たの?」とか声をかけると、長々説明してる。

しばらく見てたけど、なかなか坂道を上がっていかない。
ああそうか、駅前に開店した店だから、駅周辺しか行かないのね。
うちの人達にも見せたかったのに、ちょっと残念!

早苗


この広告宣伝業者は絶滅していないようです。
しかしこんな田舎町にも現れるなんて、巷では流行っているのかな。

僕が近所でその前に見たは、食品店のあかぎや(現在閉店)で、小学生の時でした。
今で言えばチェーン店じゃないコンビニみたいな店で、チンドン屋と全くマッチしていませんでした。
その頃でさえそういった宣伝は、古めかしく時代錯誤でダサく感じました。

「チンドン屋」は子供の言う悪口のひとつでしたよね。
それが今となってはビンテージ。
末永く頑張ってほしいものです。

この際、アドバルーンも復活させてほしいな。
ところで、アメリカでは店の開店の時などサーチライトを空に向けて照らしていましたが、最近はどうなんでしょうね。

KS

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[2018/10/07 09:49] | 出来事 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
コシ産婦人科医院リプロダクション部門 2
ガイア・アソシエイツで設計したコシ産婦人科医院リプロダクション(不妊治療)部門の紹介の続きです。

今回は医院へのアプローチ(玄関に至る通路)について。
アプローチは初めて来る人にとってとても重要、第一印象を左右します。
それが心地良ければ2回目からも楽しく来られますよね。

このリプロダクション部門は医院の2階フロア全体を占めています。
2階へは、外部から直接のエレベーターか、1階の医院もしくは専用玄関からの階段でアプローチします。
次の写真が改修前の階段です。
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1階の産婦人科医院の内装は、ガイア・アソシエイツで以前に設計したもので、雰囲気はガイア的サイケデリア。
今回の2階リプロダクション部門のバリ風とは全くデザインが異なります。
ということで、1階と2階とをつなぐ「階段」はどちらのデザインとも違うものにしたい、と考えていました。
トンネルを抜けると「何だここは」みたいな。
けれど医院ということもあるんで、あまりぶっ飛んだこともできないかな、などとも思っていました。

ところがある時、建築主から「階段は青の洞窟みたいなのはどう?」と言われました。
(レトルトのパスタソースのことじゃなくてイタリアのカプリ島の方ね。)
勿論、その通り作るのではなくて、そんなイメージという意味だと思いますけど。
行ったことないけれど本物はこんな感じ。
青の洞窟
それであれば1階と2階のデザインとも全く違うし、青いトンネルを抜けるような効果も出ると思い、「ぜひやってみまひょ~。」ということになりました。
建築主がそこまで思い切ったイメージをしているのであれば、こちらも張り切れるというものです。

けれども、既存の階段室の床を青くするだけでは洞窟の雰囲気は出ないと思われたので悩みました。
文化祭じゃないんでチャチな感じになるとまずいし。
床には水は張れないし、余り暗いのも危なっかしいですしね。

結論としては、壁・天井は同じ素材で青く包み込むようにし、床は青とグレーの市松模様にしてメリハリをつけ、医院の階段としての安全性も確保しました。
階段室にある既存の窓は日光が燦々と入ってシラケるので、ガラスに青いフィルムを貼りました。
本当の青の洞窟とは様相は違うけれど、面白くなりそうです。

次の写真は1階の専用の入口から入った所です。
既存のニッチのような意味不明だった(段裏)部分には、最初から割れているタイルを貼って、何となく洞窟っぽさ(?)を出しました。
(写真は扉を開けて外光を入れて撮影しているので、実際よりも明るい感じになっています。)
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次の写真、一番上の改修前の写真と比べてみてください。
同じ階段とは思えないですよね。
1階床には魚の動画を映写し、水底から上がっていく雰囲気を出しました。
ライティングダクトに引掛けるだけで映写できる簡便な映写装置(スペース・プレーヤー)を使いました。
本体は若干大きめですが、別置きの機械が不要なのでとても便利です。
ソフトの構成は弟に頼みました。
初めてここを通る人は、驚いてつい足をひっこめてしまうようです。
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次の写真は2階リプロダクション部門玄関です。
突然アジア的な設えもあり、おっという感じがしませんか。
(余談ですが、濃い青と濃い茶色は相性が良いです。)
この階段、3階まであるのですが、全てこの青いデザインにしてしまいました。
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次回は、2階のリプロダクション部門に入ってみましょう。

KS

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[2018/10/02 08:00] | コシ産婦人科医院リプロダクション部門 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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