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記憶の珍味
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銀座の資生堂ギャラリーで諏訪綾子展「記憶の珍味」を見ました。
「記憶も珍味」というと、小さいころ初めて食べたものとか、外国で食べた見たこともないものなどを連想していたのですが、そういうわけではなさそうです。
もっと根源的に、人が味覚という感覚を通して、体感する経験に迫ろうということでしょうか。
ちなみに作者は世界的なフード・アーティストなのだそうです。
この壷は入口に置いてあったのですが、水琴窟のような「ぽちょん」という音が中から時々聞こえてきます。

さて、肝心の展示ですが、写真ではちょっと分かりにくいですが、中央にテーブルがあってそ上に銀色のワッカが宙に浮いており、さらにそのテーブルの周りには、ガラスの蓋が付いたさまざまな食材が置かれています。
鑑賞者は自分で、そのガラスの蓋をとり、中の匂いを嗅ぎます。
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匂いというのは記憶と結びついているそうで、嗅ぐという行為によって、その物が何なのか、そしてどこでその匂いを嗅いだのかを思い出すようです。
とはいえ、かったぱしから嗅いでみたものの、かぐわしくいい匂いという訳でもなく、訳わからん匂いもありました。
残念だったのは、「味覚」も体験できる展示だったはずが、中止されていたことです。
これもコロナ・ウィルスのせいか?
ちょっとタイミング悪かったですね。
この変な匂いのものの味も体験したかったのですが、残念!!!

SS

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[2020/02/21 09:00] | | page top
生命のインテリジェンス
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ギンザ・グラフィック・ギャラリーで河口洋一郎の「生命のインテリジェンス」を見ました。
この人はコンピューター・グラフィック・アートの先駆者だそうで、それらしい展示でした。
写真のような絵がこれでもかと続きます。
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この画廊、グラフィック・ギャラリーというだけあって、展示方法が上手いです。(名前とは関係無いな。)
が、手の込んだこれらの絵を見ていると、最初はスゲーッと思いますが、だんだんどれも同じに見えてきます。
(京都で寺や神社を見ている外国人観光客みたい。)
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という事で、なのか分かりませんが、所々にオブジェも置いてありました。
より漫画っぽいですが、絵のような細密感が少ない分親しみを感じられます。
ただ、穴から軟体動物が出てくるような(ショーン・タン的な)気持ち悪さがあるので、自宅には欲しくないですけどね。
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地下に下りるとオブジェを囲んで周り中が映像でした。
これは迫力があって中々良い空間を構成していました。
各々の映像自体の良し悪しは分かりませんが、この雰囲気の中でしばしドヨーンと休憩する価値はあると思います。
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KS

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[2020/02/17 15:19] | アート・美術展 | page top
QUEEN IN THE PARK
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GINZA SONY PARKで「QUEEN IN THE PARK」というのをやっていました。
副題は「クイーンと遊ぼう」って、なんじゃそりゃ。
この階段自体はワクワク感があるので、いつも下りてみたくなるのですが・・・実態は?
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(以前のゴーストバスターズの時も思ったのですが)一見面白そうなんで寄ってみるのですが、何かピントがズレているのです。
というか、期待したものが何も無い。
ゴーストバスターズやクイーンの事をやっているふりをして、ソニーのPRをしているのが透けて見えるからなんでしょうか。
今回もクイーン自体を掘り下げている訳ではないので、何をしたいか分からないことになっていました。
この展示の為の馬鹿げた企画会議が目に浮かびます。
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とは言え折角寄ったので、ソニーの新しい音響技術らしいSONIC SURF VRを体験してみました。
短い列に並んだ後に体験室に入ると、帯のように細長いスピーカーを周りの壁に貼り付けたようなものでした。
が、僕がクイーンで最も嫌いな「ボヘミアン・ラプソディ」をバカでかい音で視聴するので、まるで体罰。
(実はクイーン自体も特に好きじゃないんですけどね。)
音は若干立体的に飛び交いますが案外ドンシャリで、昔自宅でBOSEの営業マンに体験させてもらったCDラジカセの方が迫力あったような・・・。
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極めつけは、歴代のソニーのラジオ70台で「レディオ・ガ・ガ」を鳴らす、というコーナーで・・・死にました。
知り合いの家族の写真アルバムを見させられているようで、何の興味もわきませんでした。
それにクイーンと関係無いじゃん。
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僕は、クイーンの世代か、と言われれば違うとは言えないのですが、(昨今の映画で盛り上がるような)素晴らしいバンドとは思っていません。
言わば、イロモノか・・・。
ワンマン・バンドじゃないのに、そのように扱われているのもイマイチです。

クイーンは当初、レッド・ツェッペリンの後継者的イギリスのハード・ロック・バンドと目されていたと思います。
僕は3枚目のアルバム「シアー・ハート・アタック」が好きでしたが、その辺りから硬派のハード・ロック・ファンからは見放され始めたと記憶しています。
当時、皆さんの正統派としての期待が大きかっただけに、その後の「なんだこりゃ?」という巨大な落胆があったんでしょうね。
みんなその辺忘れちゃったんですかね~。
僕自身、ヘンテコで個性的なロックは好物ですが、クイーンの変態ロック振りは体質的にゲロゲロでした。
そんな事を思い出しながら、意味不明な展示を後にしました。

KS

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[2020/02/14 08:02] | 音楽 | page top
BODYSCORE
ヤコポ・バボーニ・スキリンジ展
銀座のCHANEL NEXUS HALLでヤコポ・バボーニ・スキリンジ展「BODYSCORE - THE SOUL SIGNATURE」を見ました。

この人は現代音楽の作曲家で、アーティストでもあります。
自分で作った曲を、裸のモデルに直接描いて、それを写真撮影してるものです。
CGで表面処理したものではなく、実際に描いているところがすごい!
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ヌード写真だけでも美しいポーズですが、ここに一面に楽譜が描かれていると、また違ったおもしろさが生まれています。
人体は曲線なので、当然楽譜も曲面に沿って変化していきます。
流れるような五線が、ときには伸び、ときには縮んで、まるで見る音楽を奏でているようです。
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こちらは肌の黒いモデルに、白い色で楽譜を描いたものです。
なるほど、白黒逆転して、これはこれで美しいです。
写真の黎明期に、マン・レイが行っていたソラリゼーションを見るようです。
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この楽譜はいたるところ、もちろん顔にも描かれています。
(この人撮影のあと、音符はちゃんと消せたのかしらん?)
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ここまで丁寧に描かれていると、メイクのひとつとしてこのまま街を歩くのも悪くないかも?!
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会場に流れる音楽もこの人の作品なのですが、写真といっしょに鑑賞するとまた違った印象が残ります。
現代音楽だけだとちょっと退屈しがちですが、これならいいかも。

SS


スタイリッシュな作品でスタイリッシュな展示でした。
完成度は高いですが、安直といえば安直な・・・。、
でも、くだらない事でもやるのとやらないのとでは大きな違いですからね。
(これで完成されているので伸び代はあまり無さそうですが)スキリンジ君、ベーネでしょう。

昔、藝大の学生の時、裸の女性の体中に小さな輪っかをたくさん描いて皮膚の伸び縮みの実験をしていたのを思い出しました。
スキリンジ君がモデルに楽譜を描いている実際の状況を想像すると、なんかヤバそうですよ。
「これはゲージュツだよん。」なんて言ってんでしょうね。

KS

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[2020/02/11 08:18] | 音楽 | page top
アプローチするグラフィック
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行きつけになった銀座の画廊ガーディアン・ガーデンで山内萌展「アプローチするグラフィック」を見ました。
この画廊はリクルートが運営していて、「これから」という若手の展覧会がいつも開かれています。

さて、山内選手ですが、自身の解説というかコンセプトは拙いのですが、絵はそれを超えて魅力的でした。
会場も意味不明に植物や椅子などが置いてあったり、絵の描いてないキャンバスが絵と一緒にリズミカルに並んでいたりして、空間構成にも独特なセンスがありそうです。
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各々の絵はこんな感じで、一見下手なCGのようですが、手描きです。
もしゼロからの発想でこういう絵を描く人であれば、特殊な「何か」があるのかもしれません。
あるいはたまたまか・・・。
脳味噌を覗いてみたくなりました。
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僕が気に入ったのはこれ。
うちの脱衣室に飾ってもよさそうだ!
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残念ながら今日まで。

KS

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[2020/02/08 08:03] | アート・美術展 | page top
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